人権一口メモ
厚労省は、5月の全国の生活保護受給者が211万816人、受給世帯が153万8096世帯で過去最高を更新したと発表した。この数字からもわかるように、圧倒的多数の73%の人が一人暮らしと推定できる。この多くが高齢者の一人暮らしだろう。
いま就労構造が大きく歪み、正規労働が少なくパートや派遣などの非正規労働が急増している。後者の場合、社会保険などの未加入者が多く、この急増は近い将来に生活保護受給者をさらにもっと増加させる大きな原因となるだろう。人間の命綱である生活保護制度を守るとともに、現実の不安定就労者の問題をどう解決していくかがいま大きく問われている。
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