人権一口メモ
怒りとともに悲しくなってしまう。今朝の朝日新聞は「作業員4割が線量計なし」と報じた。昨年3月の福島第一原発の事故対応に当たった作業員のべ3000人、全体の4割が原発事故後17日間被曝線量を測る線量計をつけていなかったという。線量計をつけていたのは代表者だけ。この代表者の数値が未携帯者の数値として自動的に記録されたという。あまりにも人権無視も甚だしいではないか。ある代表者は軽自動車の待機場所に自らいて、作業員だけを危険が高いところへ行かせ作業させたという。この人びとの被曝線量も代表者の線量が記入されたという。後にがんが発病したら、原発との因果関係が証明できるのだろうか。作業員は3次下請け会社の社員で元請けの責任者に逆らえば、明日から仕事がないだろうという。こうした弱い立場を見据えて作業させる、まさに弱い者いじめの構図がここにもある。
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