新聞報道のあり方

人権一口メモ

 同じ日の各紙の報道内容を見ていると、1面に何を持ってくるか、また同一内容の記事であっても視点が異なったりしている。今日の各紙の記事を比較しても違いがわかる。その際に、各紙がどれだけ国民の苦しみに切り込み、権利の侵害の実態を暴露するか、それに政治や行政がどう対応しているかなどが問われる。新聞のみでなく、放送も含めて、憲法が保障する基本的人権の問題がどれだけ取り上げられているかがマスコミの評価基準になると思う。

 今日の中日新聞をみると、文科省調査を取り上げ「学校3545棟倒壊危険高く」と警鐘している。この内、北海道に次いで大阪府は286棟もの倒壊する危険性の高い建物があるという。派手なマスコミを活用しての橋下流政治はこの問題にどう答えてきたのだろうか。こうした問題をきちんと国民に知らせてこそ客観的判断ができる。どれだけの報道機関がこの問題を取り上げたのだろうか。