脱原発の道と日本社会のあり方-坂本龍一さんの発言と関連して-

人権一口メモ
首相官邸周辺で行われた「大飯原発再稼働反対」の集会は昨日も実施され15万人(主催者発表)が集まった。先週の集会にかかわってしんぶん赤旗を除きほとんどの新聞が報道しないといったが、今朝は様相がかわった。中日も、朝日も大きく報道した。
 中日は、16日の代々木公園での「さよなら原発10万人集会」について、世界的に著名人である坂本龍一さんの参加呼びかけを詳しく紹介している。坂本さんは「時間はかかるが、再生エネルギーを普及させるなど、地道に脱原発を進めていくしかない。参加者が百万人規模になれば政府も慌てるかもしれない」と語っている。
 私もまったく同意見だ。この運動は日本社会を根底から変える道になるのではないかと思う。それはこの問題が日本社会の根本矛盾を内包しているからだ。しかも、その後の日本社会のあり方を日本人がイメージ化できる可能性をもっている。福島にいる孫たちも大変だが、時代が大きく変わる変革期に生きていることをお互い確認しながら、1日1日生活を営みたいものだ。